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イスラエルの文化の中で、ひときわ突出しているユニークなシステムとしてキブツがあります。
キブツといってもなかなか認知度は低いのですが、簡単に言ってしまえば集団農場です。過去にいろいろな国が集団農場を試しましたが、結果失敗に終わりました。イスラエルのキブツはその成功例なのです。
先進国であり、中東に位置するイスラエルが、高い農業自給率を誇っているのはこのキブツというシステムが定着しているからです。
イスラエル内には数百のキブツがあり、それぞれ数百人〜数千人の人々が住んで農業に従事しています。キブツでは酪農・養鶏・野菜・果物などの生産を行い、得た報酬をキブツ全体で管理します。キブツはキブツ生活者に教育・医療・衣食住などに関するものを提供し、加えてキブツの生活者はある程度の報酬を受け取ります。
集団農場のメリットは農業におけるリスクを個人に負担させるのではなく、キブツが請け負う。そうすることで農業をよりやりやすく、また、大規模に行う事が可能になるところです。
デメリットは、やはり他国で定着しなかった理由から推測できますが、すべて平等ということが可能なのかというところです。
現代の日本で、以前より多くの若者が農業の重要性を認識し、興味を持ちだしました。大規模農業経営・集団農場の成功例をイスラエルで見てみませんか?

●お見積もり例● ※航空券・宿泊その他は全く含んでおりません。ツアーのみのお値段です。

項目(テルアビブ発)半日〜1日

2名様ご利用でお1人様¥ 8,000〜

キブツはイスラエル内に大小あわせて数百あるといわれています。
それぞれのキブツが幾つかの種類の農業を経営しています。野菜・フルーツ・酪農・畜産・養鶏などなど・・・。
驚くべきは、それぞれがハイテクノロジーを駆使した農業経営をしているということです。それは、経営をキブツ単位で行っているため、設備投資がしやすいのです。いろいろな国から農業研修をしにキブツにやってくる若者がたくさんいます。キブツの農業のあり方を実際見られるのです。

 
 
   
 

キブツの中は、まるで天国。私が最初の感じたキブツの印象でした。広大な敷地の中に、それぞれの家族が家を持ち、近所の人々とはみんな知り合い。若者は一生懸命働き、若い頃に一生懸命働いてきた人は、リタイアして悠々自適な生活を送る・・でも出来ることは何でも自分でする。花や緑が溢れ、猫も犬も自由に動き回れる。ご飯の時間になると、キブツのダイニングに行けばみんなに会える。これらの美しい生活は、日々大変なお仕事をしていることへのご褒美でしょう。
キブツの見学をされるお客様は、農業の様子と合わせてキブツの生活様式もご覧いただけます。そこで、豊かな生活とは何かをご覧いただければ幸いです。